線彫り
通常の線を彫っていく彫刻方法です。
細かい線の表現のため、繊細な模様や文字、文章、平面的なデザインに向いています。例えば、故人が生前好きだった花や植物など、自然の造形物をモチーフにする際によく用いられる技法です。
彫り
線彫りよりも太く、深い線を表現する彫刻方法です。
線の凹凸があるため、立体的な造形物や文字の陰影を出すのに向いています。図案だけでなく、文字そのものの味わいを出すのにも向いている技法です。
浮かし
青森と言えば棟方志功が有名ですが、「浮かし」は版画で版木を彫る時のように彫って額縁に飾られた絵や文字のように見せる方法です。
線彫りで立体感を出したい時に用いられます。
吹かし
黒系統の濃い色合いの墓石の場合に可能な技法です。
彫った部分と掘っていない部分の中間の色合いを表現するのに向いているため、グラデーションを表現したい時やぼかしの効果を出したい時に有効です。
なお、「浮かし」「吹かし」はデザインにより当社工場では加工が出来ない場合があり、外注作業となります。また、複雑で時間の掛かるデザインの場合は費用が追加となりますのでご了承ください。